家で雨漏りが発生した場合、早めの対策が必要です。
雨漏りを放置してしまうと、家の腐食が始まり最悪の場合住むことが難しい状態になります。
しかし、雨漏りが起きるタイミングは他の家でも雨漏りが発生している事が多く、すぐに修理を頼めるとは限りません。
そのため、今回は業者に依頼をして修理をしてもらうまでに、家主さんができる応急処置の方法とおすすめの行動をお伝えします。
雨漏りを見つけたらとるべき行動とは
雨漏りが起きているときは、必ず雨漏りが起きている原因があります。
その原因は、建物の老朽化や施工不良、台風や大雨などの天災の場合が多いですが、時には鳥や虫、害獣による雨漏りの可能性も考えられます。
雨漏りの元となった原因だけでなく、雨漏り箇所、雨漏りする状況など、特定することが多岐に渡るため素人の方が雨漏りの全ての原因を特定することは困難を極めます。
雨漏りを直そうとして、二次災害に繋がる危険性もあるため、家主さんはあくまでも応急処置までとして、雨漏りの原因の特定や修理は業者に任せるようにしましょう。
雨漏りが発生したときの応急処置方法
雨漏りしたときは、これ以上の家の腐食を進めないために、まず雨漏りを止めることを優先します。(最優先は家主さんの安全です!)
ビニールシートを被せる
雨漏りをピンポイントで特定することは難しいため、広範囲にビニールシートを被してしまいましょう。
詳しいビニールシートの止め方は、YouTubeなどで検索すると動画で見れるので、家の状況に合った対策をしてください。
固定方法は、ビスやタッカー、細長い木を使った方法などがありますが、家に穴を空けてしまうため、簡単なのは土嚢などのオモリを使った方法です。
間違った方法として、雨樋や格子などを使ってビニールを固定してしまうと、風で煽られたときに破損してしまう可能性もあるため注意が必要です。
ビニールシートを被せるタイミングは、風や雨が強いときは大変危険のため、安全を確保できるときか業者に修理ではなく応急処置として依頼しましょう。
防水テープや防水パテを使う
ホームセンターにいくと、水に濡れた状態でも貼れる防水テープや防水パテが売っています。
ただし、テープやパテをピンポイントで施工する必要があるため、雨漏りしている場所が特定できている時に限ります。
もしも、雨漏りしている場所が特定できているのであれば私のおすすめは、エアコンパテで埋めてしまう方法です。
エアコンパテであれば、多少ゴツゴツしていても雨が降っていても密着してくれたり、形を容易に形成できるため素人の方でも簡単に使うことができます。
しかし、エアコンパテは応急処置であり改善策ではないのでご注意ください!!
漏れている箇所にはバケツや雑巾で水が広がらないようにする
室内に入ってきた雨水は、放っておけば床に染み込み2次被害に発展してしまう恐れがあります。
雨水が広範囲に広がれば、家の腐食を広げるばかりでなく家電や布団が水浸しになり被害は広がっていきます。
そのため、侵入した雨水は広がらないようにバケツなどを使って雨水が広がらないようにする必要があります。
雨水の量が多い場合、バケツに落ちた雨水がバケツから跳ねて周りを濡らしてします場合もあるため、バケツの周りにタオルなどを敷いて水の飛び跳ねによる周りへの飛散も防止する必要があります。
雨漏りの時にやってはいけないこと
雨漏りの際に、応急処置の方法を間違えると被害を拡大させてしまう恐れもあるため、ここからは雨漏りが起きた際にやってはいけない応急処置方法をお伝えします。
手当たり次第に補修をすることは避ける
素人の方が雨漏り処置をしたときに、目に見える隙間を全て埋めてしまう状況を今まで多く見てきました。
家には雨が入った場合出ていく場所があるため、埋めて良い場所悪い場所を見分ける必要があります。
水が抜ける場所を塞いだ場合、水の流れが変わることで本来の出口から水が抜けなくなり壁の中で雨水が溜まってしまいます。
全て塞いだことで、水漏れが止まったように見えて実は水の流れの出口が室内から壁内部になり基礎付近で外に排出される形になり、雨漏りが続いていたにも関わらず気が付かず柱を腐食させてしまい大規模なリフォーム工事が必要になった事案もあります。
雨漏りの原因が特定出来ない以上ピンポイントでの応急処置は控えておきましょう。
釘やビスを使うことは避ける
屋根や外壁には、防水シートや透湿シートが貼られています。
建材の厚みや柱の位置などが分からない状況で釘やビスを使えば、シートに穴を空けてしまい新しい水の通り道を作ってしまう可能性にも繋がります。
業者は、その点を踏まえて下処理や的確な長さの釘などを使うため安易に使用するのは控えましょう。
安全が確保できないことはしない
天災が起きると、ニュースで屋根から風に煽られてなど悲しいニュースが流れます。
雨漏りが起きている現場では、何とかして止めたい!応急処置したい!と思うかもしれませんが「安全が確保できていない」場合は外での作業は避けてください。
私も仕事柄、台風時期になると雨漏り事案で台風が接近した際に応急処置での対応依頼がきたりするため、強風や大雨の中作業することがありますが屋根や梯子の上で作業していると生きた心地がせず早く終わって欲しいと思いながら作業しています。
足場や屋根の上で作業することに慣れている我々ですら、強風時や大雨時での足元が安定していない場所での作業はお金を貰っても本音では避けたい仕事です。
もちろん、自分も危険なので絶対に止めて欲しいですが、強風でビニールシートが飛んでいったり固定に使った木やオモリが飛んで人に当たれば怪我で済まない可能性も充分に考えられます。
『雨漏れの第一優先は、家ではなく人命』ということは忘れないでください。
まとめ
今回は、雨漏りしたときの応急処置の方法や避けた方がいい行動をお伝えしました。
一番良い雨漏りの対処方法は、日ごろから何でも頼める業者を掴んでおくことです。
建築関連の会社であれば、見積もりや相談は無料なので最初の関係性は作りやすいため「外壁の点検も兼ねて見積もりをお願いできますか?」と問い合わせてみるのはいかがでしょうか。
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