お家を建ててから10年ぐらい経つと、外壁塗装の現地調査に行くと屋根の板金やガス管、雨樋の金具など鉄を使ってる箇所に錆が浮いてきていることを良く見かけます。
お家の鉄部の塗装箇所は潮風もなく、海水にも触れていないのに自然に錆びてくるのに反して、潜水艦は上から下まで海水に当たっているのに錆びているイメージってあまりないですよね。
なので、単純に潜水艦の塗料を外壁や屋根の塗装に流用したら長持ちするんじゃない?思った次第です。
では、なぜ潜水艦に使ってある塗装は強いのでしょうか?
そもそも、塗装ではないのでしょか?
結論は、両方とも正解で「塗装も使っている」が「塗装以外のものも使っている」です。
潜水艦の表面は、錆から保護されるだけの役割が必要なだけでなく、敵艦からのソナーに見つからないようにしたり、場所ごとに内部の熱がこもりやすい箇所があったりするため、場所によって適切なコーティングが必要になってきます。
この中でも一番重要な敵艦のソナーに見つからないようにするために、防錆塗料を下塗りで塗布した後に対エコーコーティングが施されています。
この対エコーコーティングは、ゴム製のタイルを接着剤で船体に張り付けたものになります。
写真で見える四角い五目状になっている箇所がゴム製のタイルが貼ってある箇所になります。
そのため、外壁塗装で鉄部を塗る際は「下塗り」「上塗り2回塗り」ですが、潜水艦は上塗りの代わりにゴム製のタイルを張っていたのです。
株式会社GsmJapanは、固定観念に捉われず良い商品をお客様にお届けできるように日々勉強しています。(8割は趣味として調べているので楽しいのですが(笑))
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