外壁塗装を考えた時に、多くの方は相見積もりを取ります。
ではなぜ、相見積もりを取るのでしょうか??
相見積もりを取り始めると、思ったよりも値段が高いことに気が付き【少しでも安い業者】を見つけたり【値段交渉】をしたりすることに注意が移ってしまいます。
最初は優良な業者さんを見つけるつもりが、いつのまにか値段に走ってしまうと失敗するリスクが高くなってしまうため注意が必要です。
過去に値段に釣られて買い物をした結果『安物買いの銭失い』になってしまった経験がある方は必見の内容です。
外壁塗装の相見積もりを取る際の注意点とポイント
今回は、かなり重要なことなので結論から先にお伝えします。
相見積もりを取る理由は、『信頼のできる業者を探す』ことが最も重要です。
この、『信頼のできる業者を探す』のテーマだけで業者を絞っても良いくらい重要なことのため、他の値段や塗料などが気になっても『信頼のできる業者を探す』、このテーマがクリアできるまで次のテーマーに行ったり、同時進行で考えたりしないようにしてください。
相見積もりを取る際の注意点
相見積もりは、相見積もりを取る業者の数だけ時間と手間が掛かるため、それらを回避するための相見積もりで避けた方が良い行動が3つあります。
似たような業者は選ばない
仮に、個人店の地元の塗装業者から5社取ったとしても、似たような内容になるため比較が難しいです。
これらは、全国区の塗装業者を5社取ったとしても同じことが言えます。
ここでのポイントは、1社目を全国区の会社若しくは『お住いの地域名 外壁塗装』で検索した際に上位に出てくる塗装業者にすることです。
全国区の会社や広告費やネット対策を行っている会社は、劣化などの調査や診断の報告書、細かい見積もりを出してくれることが多いため、まずは家の状態や家の正確な大きさを知ることがここでできます。
全国区の会社やネットで上位に上がっている塗装業者で、劣化の診断や見積もりなどの提出資料が雑な業者は、この時点で省いても問題ないと言えます。
次に2社目は、必要な資料は1社目で揃っているため『地元のザ・塗装屋さん』に見積もり依頼をしてみましょう。
ネットにも載ってないような、地元の個人店の塗装業者は満足のいく資料はあまり出てきませんが、1社目にお願いをして結果来る業者さんが2社目のような塗装業者なので金額帯や施工以外のサービス(資料や保証、近隣対策など)の違いを知ることがここで可能になります。
最後の3社目は、可能な限り知り合いをあたり『塗装をして満足した人』『塗装業ではなく、塗装業に知り合いがいて自信をもっておすすめできる人』を探してください。
3社目のポイントは、塗装業者に直接つながらず第三者に間に入ってもらうことです。
第三者の方は自分の知り合いのため、紹介する以上適当な業者さんは紹介しないはずですし、塗装業者も紹介のため下手なことはしないはずです。
しかし、この3社目は紹介という手法はどんな業者に当たるか分からないため、紹介された時に自分と相性が合わないと思えば辞めておきましょう。
他にも、一括見積サイトで3~5社程紹介してもらう方法もありますが、工事金額に手数料が含まれているうえ、一括見積サイトには各サイト独自の規定があるため登録している業者は似たような塗装業者で比較というのは難しいです。
会社の違いとしては、「株式会社か個人か」「1店舗か多店舗か」「塗装専門か建築会社か」など違いがある業者同士で合い見積もりを取り、自分に合った業者を探してみましょう。
その中に自分に合った業者がいなかった時は、その中で一番信頼できそうな業者と似た業者で合い見積もりを取ってみてください。
この方法が、自分が信頼できる業者を見つける近道なので、一見遠回りに見えますが実践してみてください。
お金の話は最初はしない
最初にあったように、お金の話は最後にとっておきましょう。
最初に、信頼できる塗装業者を探す。信頼できる塗装業者が見つかった場合に初めて価格の話をしましょう。
もしも、価格帯や塗料のグレードの話が出た場合は「おすすめのプラン」と「希望の耐用年数のプラン」を依頼しましょう。おすすめのプランと希望の耐用年数のプランが一緒と言われれば、どちらか1つだけで問題ありません。
最初にお金の話をしていはいけない理由として、優良業者はおすすめのプランが一番費用対効果が高くお客様にメリットが高いことがほとんどです。
それを、先にこちらから選択肢を潰してしまうのはもったいないですよね。
さらに、優良業者=激安店の確率は99%ありません。そのため、価格を先に決めてしまうと言うことは優良業者は先に排除してしまっているので注意が必要です。
外壁塗装のプランを最低1つは統一する
先ほどもあったように、取るプランは「おすすめのプラン」と「希望の耐用年数のプラン」にしましょう。
おすすめのプランは、各社バラバラになる可能性はありますが「各社が力を入れている費用対効果が高いプラン」を持ってくることが多いです。
そして、もう1つのプランを全社内容を合わせてもらうようにします。
シリコンやフッ素、無機塗料などありますがここで金額のことは言わないものの希望の耐用年数を伝えることで、ある程度の価格帯を設定することが可能になります。
目安として、10~12年が安い金額、13~15年が通常の金額、16~18年が少し高めな金額、18~20年が高い金額、21年~は通商の金額の倍のイメージです。
決めにくい場合は、「通常の金額の13~15年の耐用年数のプランを作ってください。」と伝えてもらうと良いと思います。
相見積もりで来たら早めに断っても問題ない業者
相見積もりの信頼できる業者を探す最短の方法は、自分とヒーリングが合わない業者はどんどん切っていくことです。
信頼のできる業者が見つかった場合、今回の外壁塗装だけでなく次回の外壁塗装やそれまでに起きる家のトラブルも相談するような関係になるはずです。
いくら、腕が良くて安くても自分に合わなければ長く付き合うことはできません。
そのため、自分に合う合わないと言う判断基準はとても大切です。
そのうえで、このような業者さんはリスクが高いため避けた方が良い内容をお伝えします。
見積りの半分以上が「1式」や何㎡以内は「定額」
このような「1式」や「何㎡以内なら定額」のような最初から家の状況を見る気がないような見積りを出してくる業者は、塗装の知識がない会社か、塗装の知識がない営業がまわっているかのどちらかの可能性が高いため避けておいた方が無難です。(私なら即排除です)
見積りに仕様が書かれていない
外壁塗装 ○○㎡ ○○円のような内容の見積りです。
外壁塗装でも、シリコンなのかフッ素なのか、下塗りを塗るのか、上塗りは何回塗るのか、ケレンはおこなうのか内容が分からない見積りは口頭で金額を伝えられているのと変わらないくらい無意味な見積書です。
営業や打ち合わせに来た人がそもそも苦手
一番最初に来る人が、その会社の看板です。
看板が悪く職人が良いと言うのは考えにくいため、営業の時点で問題があるのであれば実際に来る職人はもっと気を使えない場合がほとんどです。
Googleマップの口コミの星に2以下がある業者は要注意
口コミは最近のネット社会では大事な判断基準ですが、特にGoogleマップの口コミは書かれたあとの操作ができないため、評価が悪い口コミを書かれても削除ができません。
良い評価は、もしかするとサクラの可能性がありますが、悪い評価はリアルなお客さんの意見です。
さらに、打ち合わせを含めれば数か月間一緒に時間を過ごした人に伝わる公の場所で悪い評価をすると言うのは、相当な嫌な思いをしなければそのような行動に移らないため、そのような評価がある業者はかなり要注意です。
Googleマップ以外にも口コミはありますが、そのほとんどのサイトは口コミをされている会社がサイトにお金を払って登録しているので、言わばサイトから見れば塗装業者がお客さんのため参考になるような口コミはほぼ皆無と思ってください。
しかし、一括見積サイトでもホームプロのような大手企業がバックアップをしているものだと口コミが業者側では操作できないものも、全体の1割に満たないですが確かに存在はしています。
まとめ
優良な業者を見分けるのは難しいですが、悪徳業者を減らす作業をしていけば外壁塗装を失敗するリスクは必然的に下がっていきます。
その中でも、1式が多い業者やGoogleマップの口コミが悪い業者はいくら良い雰囲気であったとしてもリスクを回避する意味で避けた方が良い業者です。
これは私の経験ですが、良い塗装業者は営業が下手な人が多いです。
これは説明が下手とか仕事ができないのではなく、見積りを出したら後はお客さんの判断に任せていることが多いため、営業として後追いをしないという意味です。
そして、逆にお断りを入れにくいくらいガツガツと来る会社ほど契約後の対応が悪い印象があります。
これは、あくまでも私の私見ですが1,000社近くの会社を見てきた経験なので判断材料の1つにしてみてください。
もしも、自分では分からない場合は遠慮なく相談してください。
契約に至らなくても、施工エリア外でもその辺は気にせず、今まで全国の外壁塗装で困ったお客様の相談に乗ってきましたので、是非お気軽にご相談ください!!