外壁塗装工事は決して安い工事ではないため、少しでも安く済ませたいという方は多いです。
しかし、【安い外壁塗装=お得な外壁塗装】になっているのでしょうか??
今回は、お得な外壁塗装とは何かを見ていきます。
お得な外壁塗装とは??
そもそも、お得の定義ってどのようなことでしょうか??
お得と調べると「利益が得られること。有利であること。儲かること。得。お値打ち。」と出てきます。
お客様が外壁塗装を依頼して利益が出ることはないため、【お値打ち】という言葉があっているかもしれません。
お値打ちを違う言葉にすると「値段以上の価値があり、買って得になる」となり、分かりやすく一言で表すと【費用対効果が高い】となります。(あくまで鈴木の考え方です)
それでは、費用対効果の高い塗装を見分けるためにはどうした良いのでしょうか?
費用対効果の高い外壁塗装
お得な費用対効果の高い外壁塗装とは、金額÷耐用年数=1年の外壁塗装コストの【1年の外壁塗装のコスト】が安いほど費用対効果の高い外壁塗装と言えます。
例えば、10年の耐久年数で80万円と、15年の耐久年数で100万円はどちらの方が費用対効果が高いでしょうか?
先ほどの式を当てはめてみると
【80万円÷10年=8万円】
【100万円÷15年=6.6万円】
となり、全体の安い金額は耐久年数10年の80万円の仕様ですが、費用対効果が高い塗料は耐久年数15年の100万円の仕様になります。
では、15年の耐久年数で100万円と、20年の耐久年数で140万円だと費用対効果の高い仕様はどちらになるでしょうか?
もう一度計算してみます。
【100万円÷15年=6.6万円】
【140万円÷20年=7万円】
状況が少し変わってきました。
上記の3つの仕様は、分かりやすくするために金額の調整はしていますが、必ずしも見た目の金額が安い方が得ということでもなく、耐久年数が高い方が長い目で見た時にトータルで得になるとも限らないということが伝われば幸いです。
現状の安さを売りにしていたり、塗り替え時期が長くなるからトータル安くなったりなどの言葉に左右されず、本当にお値打ちな塗料は何かというのをお客様自ら計算して見極める必要があります。
気を付ける注意点
この記事の【費用対効果の考え方】は信用できる塗装屋さんを見つけた後に、どの塗料にしようか迷った時に使う考え方のため、相見積もりで業者同士を比べる使い方には向いていません。
むしろ絶対にしないでください。原価を限界まで抑えた格安店と手間と時間を使う業者とでは金額が異なるのは当然のため、例え同じ材料であったとしても費用対効果を比べることは出来ません。
「外壁塗装の相見積もりを取る際の注意点とポイント」
上記の青文字をクリックして頂くと、塗装業者の見極め方が載っているので合わせて読んでもらえればより良い塗装に巡り合える確率が上がります。
まとめ
外壁塗装の【費用対効果】というと考えにくいかもしれませんが、靴や服、小物や美容室など行くお店って決まっていませんか?決まったお店で買う理由って、このお店の商品は信用できるや費用感と満足度が合っている、家から近い、店員さんが好きなど何か理由があると思います。
外壁塗装もそれらと同じで、「お気に入りのお店を探して探し当てたらお店の中の商品で費用感や中身を確認して買う」のこの流れがスタンダードな買い方です。
チラシがあったり、看板が出ていたりして先に金額が入ってきてしまうため金額に先に目がいってしまうのは致し方ないですが、皆さんが今までの経験で成功した(満足度が高かった)買い物を思い出してみてください。
きっと、それは金額よりも中身を重視して長く使えたものや、商品よりも良い接客を受けた買い物だったのではないのでしょうか。
高額な買い物だからこそ、外壁塗装で避けたい『安物買いの銭失い』にならないように今までの成功や失敗の経験を思い出して慎重に塗装業者(買い物をするお店)を見極めるようにしてください。