愛知県の外壁塗装で補助金や助成金は本当に出るのか?金額や条件+プロの意見を解説します

最近は、外壁塗装で補助金や助成金が出ます。と言う広告を目にする機会が多くなってきました。

私のお客様からも、この数か月でこの手の問い合わせは格段に増えた気がします。

結論から申し上げると、『出る自治体もありますが無いものと思ってください』とお伝えしています。

お客様からのお問い合わせに対してこの返答は失礼に感じるかもしれませんが、ベースの考え方が「助成金や補助金を使って外壁塗装をやろう!!」になると、不必要な工事が増える可能性や質の良い業者や使いたい業者を選べなくなる可能性が高くなります。

今回は、助成金が出る自治体もご紹介しますが、私の考え方はあくまでも「外壁塗装をやろう→良い業者も見つけた→今回必要な工事内容も決まった→助成金の条件に当てはまってるから使える→ラッキー」のあくまで「助成金=ラッキー」のため、その気持ちで読んでもらえると嬉しいです。

目次

愛知県の外壁塗装で補助金や助成金は本当に出るのか?

2021年4月スタートで、外壁塗装対象になっている助成金の対象の自治体は「6市町村」あります。

今住んでいる自治体が対象であるか確認してみましょう。

  • 犬山市
  • 扶桑町
  • 豊川市
  • 新城市
  • 東栄町
  • 豊根村

上記以外の愛知の自治体には、外壁塗装自体を対象にした助成金は見当たりませんでした。

愛知県で外壁塗装に助成金がおりる市区町村の制度名と助成金額

市町村 制度名 助成金額
犬山市 犬山市住宅リフォーム補助金 工事費用の20%(上限10~30万円)+最大20万円
扶桑町 扶桑町環境にやさしい住宅改善促進事業補助金 工事費用の10~20%(上限10~20万円)
豊川市 住宅リフォーム工事費補助事業 工事費用の20%(上限20万円)
新城市 耐震改修時省エネ住宅改修支援事業補助 工事費用の50%(上限20万円)
東栄町 住宅リフォーム補助事業 工事費用の20%(上限10万円)
豊根村 新築リフォーム補助金 工事費用の3分の1(上限25万円)+最大15万円

この6つの自治体の中で、豊川市と新城市は「耐震補強をした場合と同じタイミングで外壁塗装を行った場合」が対象になります。

他の4つの自治体は、工事内容に制限は特に書かれていませんが、犬山市は「本人または配偶者が40歳以下であること」「3年以上継続して住むこと」などの条件があります。

扶桑町や東栄町、豊根村に難しい条件はありませんが、「工事金額が○○万円以上であること」「申請者が東栄町に居住して住民登録もしていること」「税金を滞納していないこと」など細かい条件は付いています。

豊根村は、申請者が55歳以下の場合は15万プラスのため助成金を貰う場合は勿体ないのでしっかりとプラスの条件まで確認しておきましょう。

条件は各自治体で内容は異なりますが、全体で共通していたのが助成金を出す自治体の市町村の中の業者に依頼することが上げられていました。

この点も踏まえて、助成金を使った方が良いのかあまりこだわらない方が得策なのかをお伝えします。

外壁塗装の助成金は使った方が良いのか悪いのかプロ目線の意見

豊根村のように、最大40万も助成金がおりれば外壁塗装を安く抑えられますが、私が助成金で問題視している箇所をお伝えします。

もちろん、お客様が安く工事ができることは非常にメリットが高く、回りまわって私達業者にもメリットが出てくるためおすすめしたい内容にはなりますが、一筋縄でおすすめができるものではありません。

助成金がおすすめできない理由、その1

自分に合う優良な業者が地元で出会えるとは限りません!!

6つの自治体の助成金に共通した条件に、「助成金が出る市区町村の中の業者に依頼する」という点があります。

外壁塗装は、塗ったら終わりではないため業者選びが非常に重要になってきます。

同じ市町村に優良業者がいた場合、この問題は飛ばして頂いて問題ありませんが、優良業者がお住いの地域では出会えなかった場合が問題です。

外壁塗装の一番の目的は、助成金でも地元の業者に頼むことではありません。

お住いとは異なる地域に信頼の置ける塗装業者がいれば、私であれば助成金が40万おりなかったとしても、信頼の置ける塗装業者にお願いします。それだけ、信頼の置ける優良な業者を探すことは難しいです。

業者選びは、無条件の状態で探したとしても自分に合う優良業者を見つけることは非常に困難なため、まずは優良な業者を地域を絞らずに探すことを最重要項目としておすすめします。

助成金がおすすめできない理由、その2

助成金の条件に合わない場合に、無理に合わせていくと余分な出費に繋がるので助成金を無理に使うのはやめましょう。

助成金の条件には、地元の業者を使う以外にも条件が色々あったかと思います。

「耐震補強をした場合と同じタイミングで外壁塗装を行った場合」ってどのようなシーンでしょうか?

ご自身のお家は耐震補強が必要な構造ですか?

もしも、耐震補強が必要だった場合は助成金を20万受け取って耐震補強と外壁塗装を行えば、本来必要であった耐震補強費が出たためプラスに感じると思います。

しかし、耐震補強が必要ない場合は助成金がおりたとしてもトータルの支払いは多くなってしまう可能性が高く、意味のないものになってしまいます。

他にも、助成金を適用させるために細かい条件が付いていますが、よくスーパーとかである「このクーポンを使うために、買う予定のなかったこれも買ってしまおう」のような本末転倒にならないよう気をつけてください。

助成金がおすすめできない理由、その3

助成金のタイミングで外壁塗装を考えると、本来必要な工事のタイミングを見失ってしまいます。

助成金のほとんどは、4月から開始され予定額に達した時点で打ち切りになることが多いです。

さらに、助成金を申請するタイミングは外壁塗装工事よりも先になるため、多くのお客様は見積もり依頼をして金額の相場を確かめてから、お住いの自治体に申請を出すのが多いのではないのでしょうか?

外壁塗装工事にも、タイミングがあります。

  • 繁忙期の連休前は、忙しいため大幅な値引きは見込めません。
  • 値引きをするときに、「何時いつに工事をお願いするので」と「もう少し時間をください業者は迷ってます」では、金額の差が出るのは外壁塗装も商売なので一緒です。
  • お見積書に「お見積書ご提出から有効期限3か月」と書かれているのはご存じですか?

他にも、外壁塗装を値引いてもらえる方法はありますが、いつでも最大限に値引きができる訳ではありません。

それなら、無理に助成金にタイミングを合わせるよりも、信頼の置ける外壁塗装業者に工事を依頼する前提で、値引きができる方法を素直に聞いた方が値引きをしてもらいながら気持ち良く施工をしてもらえ、結果的に満足のいく外壁塗装になると私は思います。

まとめ

助成金に、「外壁塗装をする人」とあればそれは狙いにいかないのは損です!!

しかし、ほとんどの助成金は地域の活性化など意味があっておこなっており、他の地域から移り住もうとして中古物件を買った人へ向けていたり、耐震性が低い建物を減らすための取り組みだったりします。

行政の意図と違った使い方を求めると、無意味な労力や機会損失を失うことにも繋がりますので『助成金はあくまでも条件が合えばラッキー』くらいに考えてご利用ください。

弊社のお客様は、相談ベースから始まることが多いため相談事を素直にぶつけてくる方が多いのですが、この記事を読んでいる方も素直に「どうしたら外壁塗装の金額って下がるの?」って素直に聞いてください。

他社の塗装屋さんであっても、素直に言って頂いた方がきっと商談も進めやすく信頼性も上がると思います。私は素直に言って頂いた方が嬉しいです。やっぱり素直が一番気持ちが良いです!!

 

外壁塗装が、不安・昔失敗した経験があると言った方はお気軽に株式会社Gsm Japanにご相談ください(^^)/

 

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