外壁塗装はなぜ悪徳業者が多いと言われているのかその根本の理由

外壁塗装の工事には恐ろしい言葉があるのは皆さんご存じですか??

それは、「外壁塗装ほど手を抜きやすい工事はない」と言う言葉です。

この言葉は、プロとしてこだわりを持って施工している業者からするとすごく残念で憤りを感じる言葉です。

しかしもっと残念なのは、それだけ悪徳業者が参入してきやすい業種であり、外壁塗装によって被害を受けている現状が一番悲しいです。

この現状被害を少しでも減らすためにも今回は悪徳業者が参入してきやすい根本的な理由をお伝え致します。

目次

外壁塗装はなぜ悪徳業者が多いと言われているのかその根本の理由

悪徳業者の被害を受けた方が弊社にご相談に来た方からはこのような声が聞かれます。

  • 3回塗りのはずが2回しか塗っていない
  • コーキングの施工も入っていたのに洗浄の次の日にはビニール養生が貼られ翌日には下塗りが塗られていた。
  • 明らかに最初に想像していた工事の質と金額が合ってない高すぎる
  • 使用予定の材料と現場に入っている材料のラベルが違う

など、書いていけば終わりがないくらいの相談が寄せられています。

それらの理由は、大きく分けると3つの理由があげられます。

外壁塗装の内容が分かりにくいことを悪用している

皆さんは、どの塗装業者よりも塗装の知識ありますか?

「ない」は当然の答えです。が本当にそうですか?

悪徳業者の営業は、本当にお客様に必要となる塗装の知識はありません。

あるのは、売るために埋め込まれた限定的な塗装の知識です。

一般の方は塗装の知識がなく、外壁塗装は説明をされても複雑に感じてしまうため営業に言われたことが本当のことだろうと信じてしまいます。

しかし、塗装の知識が『ある』『ない』で外壁塗装工事の内容は大きく変わってきます。

外壁塗装のプランニングは基本的に、営業が現地で劣化状況や建物に使われている建材を確認して状況に合う材料とお客様の要望を考慮して方向を決めるのが一般的です。

しかし、現場経験がなかったり営業経験浅い営業さんだったりがこれらを把握するのは難しいと言えます。

その理由は、同じ建材であっても劣化が加わることで使用する塗料が変わり、なおかつ一軒のお家の中に様々な建材が使われているため、お家の知識と塗料の知識の両方がないとしっかりとしたプランニングは難しいと言えます。

この考えからすると、

  • 「自社商品でおすすめです」はその商品だけを売ることに特化しておりお客様の家を見ていない業者の可能性が高い
  • 「弊社ではこちらのA~Cプランがおすすめです。」は、営業の知識がないため売れ筋の商品や見栄えが良い商材を入れている、商品に頼った売り方をしている業者です。

上の業者は、訪問販売に多い手法になります。

下の業者は、売りやすさや「知識が少ない営業でも大きく間違った売り方をしない」ことを求めた多店舗経営の塗装業者に多い内容になります。

あなたがもしも、長い期間痛みが続いている病気をしてこの痛みから解放して欲しいときに、「体の症状は見なくても当院ではこのお薬をおすすめしていて盲腸でも片頭痛でも年齢問わず誰にでも効果があるんです」や「このA~Cのお薬おすすめなんでどのお薬がいいですか?」って言われたら困ってしまいませんか?

それよりも、症状に合わせて分かりやすくプロとして丁寧に説明をしてくれて、体に負担が少ないようにこの段階ならこのお薬の中のこの薬剤は○○mgにしてなど、こちらの事を見てくれているのを感じれた方が安心できますよね。

体のこと(家の事)も薬(塗料)のことも両方を分かっている人でなければベストなプランニングや細かい調整は難しいと言えます。

外壁塗装は仕上がれば何を施工していたかは素人には分からない

この問題が、1番外壁塗装の悪徳業者が多い原因だと相談内容を見て感じます。

何個か悪徳業者が実際にしていた内容を書きますので、自分なら気が付きそうか確認してみてください。

※施工中は確認できておらず、外壁塗装工事完了後に営業から一緒に確認をお願いされて確認している状態の設定です。

  1. 仕上がり後に下塗りを塗ったのか分かりますか?
  2. 上塗りは2回塗りと聞いていましたが本当に2回塗っていますか?
  3. コーキングを打替えで契約しましたが打替えの施工したか分かりますか?
  4. 新品の材料を使用したか分かりますか?
  5. そもそも契約書通りの材料で塗ってありますか?

これらは、決して珍しい話ではありません。

これらを塗装業者が本気でごまかそうとしていたら素人の方では十中八九気が付くことはできません。

気が付くタイミングは、数年後の不具合が発生したときです。

これらは、この内容の対策を探すよりも信頼のおける業者を探す方が労力としては少ないため優良な業者を見つけることに重点を置くようにしましょう。

値段を先に見てしまうから失敗する

えっ!?

悪徳業者の根本的な理由の1つは買う側が理由なのと反感を買ってしまう意見かもしれませんが、私は塗装に失敗した方を多く見てきましたが半数以上の方は値段が安い業者に依頼してしまった場合や、無理な値引きをお願いしてしまった方に塗装の不具合が集中しています。

単純に、中古でベルファイアを買おうとしているときにノアの値段で車を販売できる業者がいたとします。

明らかに怪しいが、その値段の魅力に負けてその業者が用意したもっともらしい理由を自分に言い聞かせて信じてしまい失敗するパターンが外壁塗装の買い物で一番多い失敗事例です。

さらに、無理な値引きを引き出すと言葉では手は抜きませんと言っていても、その値段に合わせてサービスを削るのは外壁塗装に限らず他のお仕事でも同じではないのでしょうか。

落ち着いて考えれば分かる内容ですが、悪徳業者は反論されることを想定しているためワードを用意しています。

  • 値段が安いのは仕入れを自社商品で一括しているからなんです。
  • この地域で3件限定でモニターになってもらえるお家を半分弊社負担で施工しています。
  • 近くで今現場があるので連続してできると足場や塗装職人さんの人件費が減らせるんです。
  • 今私の一存で値引きできる予算が50万あるのですが、他に2件商談しているため他で使ってしまうと通常の料金になってします。

このような言葉を言われてしまうと、お金をだすことを決めている場合だと特にお得に感じてしまい、これを逃すと逆に損をした気分になるのが怖く契約してしまう方はかなり多いです。

まずは、金額を見ずに施工したい内容や信用のおける業者を見つけてから、その業者に希望の金額を伝えて「手を抜かれたくはないが金額ももう少し下げてほしい」と素直に伝えてみましょう。

優良な業者であれば、「これ以上値段を下げたら手を抜くしかないので施工する場所を減らしましょう」や「塗料のグレードを下げましょう」など、お客様のデメリットになるような施工は受けないはずです。

まとめ

私のお客様は、一度塗装に失敗したお客様がご相談に来られそのまま施工をご依頼される方が多いです。

逆に、初めて外壁塗装をされるお客様は金額ではじかれてしまうことが多いです。

今回のブログは、答えを少なくして実例や実際の出来事を多く載せました。

小手先の内容を載せても悪徳業者は、かなり手強く塗装業者であっても見破れない場合もあるくらい完璧にカモフラージュしています。

そのため、今回のブログを読んで頂いて悪徳業者は身近にいて防ぐことは難しいからこそ、優良塗装業者と確信がもてるぐらいの見極めを行って初めて丁度よくなってくるぐらい慎重に塗装業者を選んで欲しいと言うことが伝わってもらえたら嬉しいです。

株式会社GsmJapanでは、塗装で困った方のご相談を受け付けています。

弊社の利益に繋がらなくても問題ありません。

塗装で困っている方は、お気軽に塗装の鈴木までご相談ください。

 

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