外壁塗装は梅雨時期でも不具合なく施工できるのか

梅雨時期になると、外壁塗装を考えられているお客様から毎年聞かれる質問があります。

それは、「梅雨時期に外壁塗装はできますか?」というご質問です。

結果からお答えすると、【梅雨時期でも外壁塗装は可能】です。

しかし、いくつかのデメリットも存在するため、外壁塗装を梅雨時期にお考えの方はデメリットも知っておく必要があります。

目次

外壁塗装は梅雨時期でも不具合なく施工できるのか

冒頭でもお伝えしたように、梅雨時期であっても外壁塗装は可能です。

しかし、【梅雨=雨が多い】ため、雨によるデメリットも存在します。

外壁塗装を梅雨時期に施工するときの注意点

梅雨時期の外壁塗装の一番の敵は、雨になります。

その雨のデメリットは、何点か存在するためいくつかご紹介します。

1、工期が長くなる

梅雨時期は雨が多いことが予想されるため、他の時期と比べて工期を長く設定しています。

他の時期が、弊社の場合だと3日予想で工程を組んでいますが、梅雨時期の場合は5日間予想で工程を組んでいます。

思ったよりも少ないと思われるかもしれませんが、愛知県の年間の10mm以上雨が降った日は平均で47.2日で1週間に1度くらいのため、3週間の工期であれば3日も降らない計算になります。

また、日が登る前に雨が止んだ、夜から雨になった場合は、問題ない作業を進めていくため実際は工期にさほど影響が出ないのが事実です。

しかし、通常よりも雨の日が多いのも事実なので工期を少しでも短くされたい方は梅雨時期を避けた方が良いかもしれません。

2、湿気が多く仕上がりが悪くなる

湿気は外壁塗装にとって大敵です。

しかし、大敵といっても塗装対象物の湿気85%超えている場合は塗装に適していないため原則塗装作業は禁止です。

あくまでも、室内ではなく外になるため雨が長く続いた日でなければそれ程心配する必要はなくあくまでも知識の1つとして覚えておいてください。

それよりも、湿度が85%以下であっても湿度が高い日に仕上げの塗装(上塗り)を行うと乾きが悪く艶ムラを起こすことがあるため、機能性としては問題なても仕上がりに影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

3、いきなりの雨で塗装が乾く前に雨に打たれる

いきなりの雨は、梅雨から秋まで発生する現象です。ゲリラ豪雨と呼ばれているのもその1つです。

塗装が乾く前に雨に当たると、水性の場合流されてしまったり、溶剤だと雨が当たった箇所がクレーターのようになったりします。

そのため、雨が降る時間を予測して作業を進めるたり早めに現場を切り上げたりなどの対策の必要があります。

しかし、この問題は夏の時期の方が深刻で雨雲レーダーに映らないゲリラ豪雨が発生するため梅雨時期の方が比較的雨を予測できるため安心と言えます。

デメリットを回避する塗装屋の対策

先程お伝えした3つのデメリットですが、工期が若干増えること以外は梅雨時期であっても弊社では外壁塗装に問題ないとお伝えすることができます。

その理由は、他の時期以上に天気予報を確認しながら雨と湿気の影響を受けないように職人も含め現場に関わっている人全員で努力をしているからです。

天気予報は、毎日朝と夕方に「週間天気」「3日間の1時間毎の天気」「9時間後までの雨雲レーダー」を確認します。

天気が悪そうな日は、1時間に「1回雨雲レーダー」「5分ごとの天気」を確認しています。

さらに現場の職人は先ほどの確認以外に、雨雲が近づく方向の雲の色や進む速さ、虫の発生状況(湿気が上がると虫が上がってくるため)などを気にしながら作業を進めています。

それに伴い弊社では、協力業者さんが共有のLINEグループに入っているため、離れた現場で雨が降って現場を引き上げる情報を確認して、リアルタイムにどこで雨が降っているかの情報も加味して雨の予測をしています。

他にも、雨雲が近づくと携帯のアラームが鳴るようにセットしてあったり、物理的に雨が壁に当たらないようにビニールで屋根を作ったりと、品質を下げないようにしながら工期内で収まる努力をしているからこそ、弊社は梅雨時期であっても問題なく外壁塗装が可能です!とお答えをしています。

デメリットは梅雨時期以外でも存在する

夏時期は塗装の乾きも早く、塗装に最適だと言われますが予測しにくいゲリラ豪雨が多かったり、乾きが早くつなぎ目でムラが起きやかったりするのも夏です。

夏から秋には、台風が発生するため梅雨時期よりも工期に影響が出やすく、秋にも梅雨は存在したりもします。

冬は、結露が発生したり霜が降りることを予想して作業する必要もあります。

冬から春は他の時期よりも風が強いため、他の時期以上に飛散養生に気を使ったりもします。

それら、全てのデメリットに合わせた対策を1年を通して行ってきているため、梅雨時期が特別デメリットが存在する訳ではありません。

考え方によっては、最近は雨が降らない空梅雨のことが多く、空梅雨の時は夏前で温度も最適で、台風もほぼなく、突発的な風もないため外壁塗装には適しているとも言えます。

まとめ

【梅雨=外壁塗装】が心配というお気持ちは沢山のお客様とお話をしてきたのでよく分かります。

しかし、この数年で気候は大きく変わってきており梅雨時期であっても昔のような毎日小降りが続くこともなくなってきました。

天気予報も発達したため、予測も立てやすいため無駄に現場を空けてしまうこともほとんど無くなりました。

これらの努力をされていない塗装屋さんや、無理に塗装を進めてしまう塗装屋さんも存在するのも事実です。

しかし、GsmJapan(ジーエスエムジャパン)では職人さん以外にも現場を管理している人がいたり品質を保つ全現場共通のルールも存在したりします。

そして、第一に外壁塗装に責任と誇りを持った人たちが集まっているため、外壁塗装を1年を通して自信をもってご提供しています。

これからも、努力は欠かさず、お客様のより良い塗装をご提供して参りますので、GsmJapan(ジーエスエムジャパン)を宜しくお願い致します。

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