外壁塗装で絶対に必要になる塗料です。
今回は、塗料の細かい性能は置いておいて、「単価」と「期待耐用年数」の2つだけで見ていきたいと思います。
外壁塗装で重要な塗料別の単価金額の比較
単価金額は設計単価(メーカーが設定している単価)で記載させて頂きます。
大体、実際の金額は設計単価の0.8掛け~0.6掛けになることがほとんどですが、実際工事をおこなう前に使用する塗料の詳細と単価金額はしっかりと確認をしてください。
アクリルの部
プリーズコート(SK化研)
㎡単価:2,150円/㎡
耐用年数:5~7年
1年換算㎡単価:430円/㎡
特徴:とにかく初期費用を抑えたい場合に使う塗料、安いのは初期費用だけで長い目で見たら割高なため戸建てに使うことはほとんどない
ウレタンの部
クリーンマイルドウレタン(SK化研)
㎡単価:2,850円/㎡
耐用年数:10~12年
1年換算㎡単価:285円/㎡
特徴:㎡単価は安いが耐久性を求めて使う塗料ではなく弾性が必要な個所に使いたい場合に使用する
シリコンの部
パルフェTOP(フロンテックレジン)
㎡単価:3,300円/㎡
耐用年数:15年
1年換算㎡単価:220円/㎡
特徴:耐久年数と単価がバランスがとれている塗料、金額的にもこの辺りが最近の標準レベルになってきている印象
ウルトラSi(プレマッテクス)
㎡単価:3,450円/㎡
耐用年数:17年
1年換算㎡単価:203円/㎡
特徴:2021年新発売のウルトラマンがキャラクターの塗料、有名なキャラクターを起用する辺りからしてメーカーの力の入り方が分かる耐久年数と単価設定
水性セラミシリコン(SK化研)
㎡単価:2,850円/㎡
耐用年数:12~15年
1年換算㎡単価:238円/㎡
特徴:㎡単価も安く耐久年数も低くないためバランスの取れた長年使われている塗料
フッ素の部
クリーンマイルドフッソ(SK化研)
㎡単価:3,850円/㎡
耐用年数:15~20年
1年換算㎡単価:257円/㎡
特徴:フッ素を採用する時に安価で使える塗料
ファイン4Fセラミック(日本ペイント)
㎡単価:4,500円/㎡
耐用年数:15~20年
1年換算㎡単価:300円/㎡
特徴:大手メーカーの高級なフッ素塗料、しかし4F塗料が他にも安く多く出てきてしまっている
無機の部
タテイルαプレミアムエディション(プレマテックス)
㎡単価:3,300円/㎡
耐用年数:20年
1年換算㎡単価:165円/㎡
特徴:無機塗料の中では採用しやすい値段設定
タテイルフロン(プレマッテクス)
㎡単価:3,800円/㎡
耐用年数:25年
1年換算㎡単価:152円/㎡
特徴:1年換算㎡単価のコスパが最強
パーフェクトセラミックトップG(日本ペイント)
㎡単価:4,430円/㎡
耐用年数:18年
1年換算㎡単価:247円/㎡
特徴:このグレードで艶消しの設定がある使いやすく選びやすい塗料
最上級塗料の部
タテイル2(プレマッテクス)
㎡単価:4,700円/㎡
耐用年数:30年
1年換算㎡単価:156円/㎡
特徴:問答無用の耐久年数、艶ありのみの設定や限界色を設けており耐久年数へのこだわりがすごい
まとめ
今回は、比較用のブログでしたがこのように㎡単価を1年換算にすると本当に安い塗料が分かってきて面白いですね。
金額だけで見たら、今回プリーズコートが1番安い塗料ですが、1年換算の㎡単価で今回1番安くなったタテイルフロンやタテイル2と比べると2.7~2.8倍になっており、長い目で見た時にこれほど差が出るのには驚きです。
1㎡単価なので数百円の差ですが、これが外壁全面の150㎡とかになった場合40,000円ほどの差が生まれる結果となります。
単純に、塗料だけで40,000円ほどの差が出ましたが、プリーズコートの場合5~7年に1回足場をかける必要があるため長い目で見た時の金額の差はさらに大きくなります。
これからの塗装屋は、外壁塗装の施工力だけでなく塗料の幅広い知識も必要になってくると改めて感じられたブログになりました。
株式会社GsmJapanでは、塗料に詳しいスタッフも在籍していますので、外壁塗装を長い目で見て安く、さらに塗料選びから真剣におこなっていきたい方はお気軽にご連絡ください。